2012年6月29日金曜日

【リアルマネーブック001】福富太郎の『お金と女に好かれたい』



会長からの伝言:緑くん、りなりなくん、ブログのpv数順調に伸びているそうじゃないか。おめでとう!と言いたいところだが、いささか「カネ」の匂いがしないサイトに成り下がっている気もする。そこで「お約束」のリアルマネーブック(RMB)の紹介を始めるぞ。第一弾は、福富太郎先生の『お金と女に好かれたい』だ。まあ、生主さん方は、福富先生のお名前なんぞ、聞いたこともないんじゃないかな?キャバレー太郎の異名をとった大富豪であり、美術品コレクターだ。上っ面ノマディーの戯言など、及びもつかない金言(GW)を抜き書きしてみた。存分に味わってみてくれ。


月一万円なら一日三百円、食費だけだったらこれで十分。一食百円で暮らせると思う。このものの高い時代に、まさかって思うだろうけど、本気でそれで生活する方法を教えてくれという人がいたら、いつでも教えてあげますよ。一つ例をあげれば、バナナと牛乳。これを食生活の柱にする。安くて栄養があるから、牛乳を飲んでバナナ食べて、あとは卵と野菜。野菜はまともなものを買ってたら高くつく。しなびたのなら八百屋でも破格の値段で売ってくれる。あれを大量に買い込んでおいて、煮て食えばいいんだ。これで栄養は充分とれるよ。

自分で何か事業を始めたいと思ってもカネがない。そこでほとんどの人はあきらめちゃうけど、一銭もなくて十億円借りたと同じ立場に立つ方法があるんだ。それはたとえば、十億かけてつくった店をまかせてもらえばいい。ぜんぶまかされれば、十億かけて自分がつくったのと同じことじゃないか。そんなことがあり得るかと思うかもしれないが、たとえばチェーン店の店長や支配人なんかはそうじゃないか。


たとえば、ある店にいたとき、そこのオヤジからこんなことを言われた。
「おまえ、カネ欲しいか」
「欲しいです」
「どうしたら儲かると思う」
「まだ、よくわかりません」
「じゃあ、教えてやる。おまえ、エジソンみたいな発明できるか」
「できません」
「じゃあ、コロンブスみたいな発見は?」
「学問してませんから、それも無理でしょうね」
「本当に儲かるのは発明と発見、あとは金持ちだけなんだ。おまえにはもちろんカネはない。あと唯一残された道はなんだと思う?」
「さあ・・・」
「信用だよ。とにかく信用をつけろ。そうすればキャバレーの一軒くらいはもてる」
「まさか。信用だけで店がもてるとはとても思えません」
「そんなことない。信用があれば、百万でも一千万でも貸してくれる人はいる。世の中には、お金を貸したがっている、つまり投資したがっている人がいくらでもいるんだよ」
「じゃあ、どうやって信用を得るんですか」
「バカヤロウ!それはおまえが研究しろ」
このはなしはまったくそのとおりだった。


それからルックスのいいヤツ、体格のよくてカッコいいヤツもとかくおカネには縁がない。顔とかスタイルがいいと世の中では逆に反感を買う。


アメリカ人とエレベーターの中で一緒になったりすと、よく外人のほうからあいさつしてくることがあるでしょう。ちょっと笑ったり、「アナタ何階マデデスカ」とか言ってエレベーターのボタンを押してくれたりする。あるとき、ニューオータニのエレベーターでそういう外人に出会ったので、外国へよく行く知人に「外人てのは人なつっこいね」て言ったら「いや、それは本当は怖いからなんですよ」と教えてくれた。


妻帯者がよその女とセックスするのは浮気だから、これは社会的にはかなり危険なことなんだ。ぼくが弁護士からきつく戒められているのは、女への「高価なプレゼントはやめなさい」ということ。一回こっきりのつきあいでも、二十万円もするバッグを買ってあげたとなると、社会通念としては「愛情があった」見なされかねない。まったく結婚の話なんかしてなくても、たちのわるい女とか、愛情関係がこじれたときに、そういう問題が起きる可能性がある。だから浮気の場合はおカネで割り切るにかぎるね。

(以上、福富太郎著『お金と女に好かれたい』からの引用だ)


2 件のコメント:

  1. つかさー、さすが会長ですね
    評価は金になるというこの記事、深いです。
    インターネットの台頭でいまや社会は
    評価を利用して金を手に入れる事は出来るが、
    金を利用して評価を手に入れる事は難しい
    そんな時代へとに移行してます。
    『生主』という存在やこのブログにおける『ゼニゲバ』という
    キーワードもすべてこの『評価』という単語に
    収束してると言えるでしょう。
    これは岡田斗司夫が最近提唱してる
    『評価経済社会』なる思想にも通じてますね。
    時代の流れに対応できない者に
    金は手に入れる事は難しい。 深いな。

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  2. さすが会長ですね、これは自分も親から口酸っぱく言われました
    信用は金だって。もう小学生の頃の記憶を今さらに甦させられました。

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