【ニコ生発キャバクラ「ニコキャバZERO」もうすぐ開店!?】
「駄菓子屋さんふわり」などニコ生発のビジネスが話題となる昨今、今度は人気配信者を集めたプロジェクト
「Dsプロジェクト」が発足した。
「Dsプロジェクト」とは
「自ら労働を放棄し、経済的安定よりも、その日限りの楽しさを追求して生きてゆくそんなダメ人間を量産するための、ダメ人間と、ダメ人間を応援してくれる人々から成るプロジェクト」らしい。
その
「Dsプロジェクト」の活動の一種となっている
ニコキャバというニコニコ生放送の有名配信者が集まり、トークをしお酒を飲むというキャバクラがオープンする。
有名配信者とは発表されているだけでも
ター、一本糞博士、ウナちゃんマン、唯我、さーさ、こーすけと人気男生主が集っており、専用コミュニティで行われる各配信者の放送は連日盛り上がりをみせている。
しかし、このプロジェクトに関してはリスナーから数多く問題点が指摘されており、
「ニコキャバZERO」という名称も運営絡みだという誤解も生みかねないだろう。
また、それに関連し、この夏にひとつの旋風を巻き起こすであろうこの「Live Bar D+」について少し調べてみた。
■「Live Bar D+」とは
遡ること2012年5月。
唯我の取り巻きが数名集まり、ニコ生主と会える居酒屋経営プロジェクト「Y'sプロジェクト」
を発足した。
このプロジェクトは当時の放送の流れや、消されては増えた動画などでその内容の一部は伝わっているが、唯我リスナーの中でもBSPを優先的に貰っていた唯我にリアルで会い食事を奢ったりしていたメンバーが、唯我を中心としてを起業し、そこで「ナマポは金を稼いでいる」と語る社会的な思考が破綻している唯我を働かせることで社会復帰を目指すものだった。
当時の発足メンバーとして、古くからの唯我リスナーである
"もやもやしろう"、プロジェクトの仕掛人
"しょうぞう"、
ウナちゃんマンリスナーから唯我リスナーになった
"ママ"、が主な出資者となり、唯我リスナーのBSPであった
"つかさ"等が、スタッフとして雇われる予定だった。
※有志が作成したY'sプロジェクトサイト
http://ysproject.atspace.tv/
囲いもリスナーも巻き込み賛否両論を巻き起こしたこのプロジェク
トも約1か月後の6月末に崩壊することになる。
その内容の詳細は下記の動画を参照して貰うことにして、大まかには内部でのささいな意見の相違が大きな問題に発展し、最終的に唯我自身がプロジェクトメンバーと決裂。
プロジェクト自体もご破算となった。
ニコ生ではビジネスライクなこのようなプロジェクトが上手く行っ
た例はあまり見受けられない
(
機能している例としては筆者の知るところでは生主ハウス)。
その大きな主な原因として、
ネットでは非常に短い期間で繋がり合いを形成しやすく、いつも顔を付き合わせながらコミュニケーションを取るリアルの関係性(家庭や学校、会社など)とは違うある程度無責任な関係性で成り立ってしまうというところにあり、人間関係が長く続き辛い部分にあるように思われる。
生主という性質上、放送上と実際のギャップ、いわゆるキャラクターを演じている場合が多いため、
相手の本質的な人間性を見ぬくには長い期間がかかる。
それは実際のコミュニケーションでも同じなのだが、ネットでのコミュニケーションではその部分のリテラシーがまだ浸透しておらず、これまでも様々な人間関係による問題が起こってきた。
「Y'sプロジェクト」の件もその一例であり、やはりこのようなプロジェクトは成り立たないと思われた。
しかしその裏側では別のプロジェクトが着々と進行していた。
それが
ウナちゃんマンを中心とした「D'sプロジェクト」であった。
「D'sプロジェクト」
の仕掛人は下記コミュニティのオーナーである
"一本糞博士"と
"ター"。
たまにウナちゃんマンが現れるコミュニティとして珍味団には広く
知られていた。
この「D'sプロジェクト」の"D"は、ダメ人間、ドブ、誰得等、ネガティブイメージの言葉の頭文字をまとめたそうなのだが、まさにウナちゃんマンを中心としたプロジェクトとしてわかりやすい秀逸なネーミングであった。
ここまで読んでいる読者には周知の事実であると思うが、
ウナちゃんマンと唯我の因縁は深く、
2011年の2月にまで遡る。
デビュー当時の唯我は、放送タイトルに「【初見かもぉ~ん♪】祝・初放送日記念!!(元・組長が世の中の裏について語る・答える枠)」と記載しており、暴力団員であることを公言していることもあり、ウナちゃんマンとの対峙が期待されていた。
そして遂に2011年02月17日未明、
ニコ動やyoutubeでも有名な
「ウナちゃんマンvs唯我」
第一回戦が行われた。
※参考動画:ウナちゃんマン VS 唯我
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13622584
それから
月1ペースでのディスり合いと仲直りを繰り返すのだが、
遂に
「Y'sプロジェクト」が破綻した唯我も
”ハッスルパイ専”と名前を改め「D'sプロジェクト」に参加する運びとなった。
D's運営サイドは、
ウナちゃんマンと
唯我(ハッスルパイ専)のコラボレーションを期待していたのだろうが、
以前からの因縁が噴出しまたまた
ウナちゃんマンvs唯我が繰り返されることになる。
しかしそのいくつかは、
運営サイドとウナちゃんマンによる唯我を目立たせるための
台本だ
った様だ。
結果唯我は一度コミュBANを食らうことになったが、184表示放送の時はちくラン上位に来るような生主として名が売れていき、同時に「D'sプロジェクト」の存在も認知させていくことになる。
しかしここで大きな問題が発生する。突然の
ウナちゃんマンD'sプロジェクト離脱の発表。
店もほぼ出来上がって来ているところに必殺の手のひら返しに普段冷静な運営サイドも動揺を見せた。
実際のところ、これまで何度か離脱の話はあったのだが、わかりやすい台本であった為、
コアなリスナーにはネタとして扱われていたが、
今回はそうではなかった。
度重なる説得にも応じず、
自分は抜けると頑なに姿勢を崩さない
ウナちゃんマン。
最終的には唯我との完全決別を思わせるスカイプでの大喧嘩まで発
展した。
このことで
「D'sプロジェクト」の中心的な企画、
配信者と会えるBar
「Live Bar D's」の名前を変更することになる。
そして出来た名前が「Live Bar D+」である。今後唯我を中心として「Live Bar D+」を運営していく事で一応の解決を見せたのだが、運営サイドの不安感は拭えないまま数日がたった。
しかしそこに鶴の一声が響く。ウナちゃんマンの手のひら返しに、放送中にブチ切れ
、
「あんなksと一緒に働けねぇよ!」と言っていた唯我であったが、
「試用期間を儲けてバイトで雇ってやる」と大英断を行ったのだ。
妻と子供が居ることをカミングアウトした唯我は、妻子を捨ててまでD'sプロジェクトに本気で人生掛けているだけに、ウナちゃんマンを戻すことに大きな懸念もあった様だが、運営サイドの考えを考慮し許してやったようだ。
そして、現在に至る。
運営サイドを散々振り回したウナちゃんマンだったが、
現在はヤル気をみせ、
お店で提供する料理を放送中に披露するまでに回復した。
※参考動画:【ウナちゃんマン】
時間かかり過ぎフル盛り料理配信1【全員ぶち●す】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18550272
開店の予定は8月末とされているが、まだまだ予断を許さない
「D'sプロジェクト」。
今回は簡単にまとめたが、今後もその動向を観察していく予定だ。
記者;りなりな